労災保険の内容
労働者が、業務によって労働災害(労災)に被災した場合、災害補償保険(労災保険)は、業務上の事由又は通勤による労働者の負傷・疾病・障害・死亡等の多くの損害がカバーされています。
①療養補償給付 | 診察・薬剤・治療材料の支給、処置・手術、居宅介護、入院・看護等の治療に関わる給付がされます。 |
②休業補償給付 | 1日につき給付基礎日額(平均賃金相当額)の60%の支給がされます。最初の3日間は待機期間となり、支給対象ではありません。 |
③障害補償給付 | 治療が終了した時点で身体に障害が残った場合に支給されます。支給額は障害の程度によって異なります。 |
④遺族補償給付 | 労災によって労働者が死亡した場合に、その収入によって生計を維持していた配偶者、子等に対して支給される給付です。 |
⑤葬祭料給付 | 文字通り、労災によって労働者が死亡した場合の葬儀費用として支給されます。 |
⑥傷病補償年金 | 療養開始後1年6ヶ月経過しても直らず、その時点で障害等級が1~3級の全部労働不能の程度に至っている場合に支給される給付です。 |
⑦介護補償給付 | 労災によって残った後遺障害によって、随時介護が必要な場合、その介護費用が支給されるというものです。支給には一定の要件があります。 |